
これは柳川慶太さんの「ノッカリアドカレPart4」23日目の記事です。
「仕事の上達を阻む構造について」という記事を読んでいて、「あーわかるわかる」と共感できるところが多々ありました。
記事では構造に飲み込まれないようにする話が語られていますが、個人レベルの話で言うと、私はその構造に飲み込まれず、むしろ構造を活かして、幸せなエンジニアライフを送れているなと感じています。数年の振り返りも少しだけ混ぜつつ、ノッカリをしようと思います。
分業せず、フルサイクルエンジニアとして生きていくこと
フルサイクルエンジニアについては下記のリンクを参照してください。
最初、フルサイクルエンジニアというキャリアを見つけた時は「これだ!!」と思いました。
- もともと一つのスキルに特化するより、複数のスキルの掛け合わせで戦う方が成果が出るタイプだった
- 課題解決の領域を絞るよりも、ソフトウェア開発の全サイクルの中から有用な課題を見つける方が、個人的にはハードルが低かった
- 世の中には「分業したい」エンジニアが多いことに気づき、差別化を図れると思った
もちろん「分業したい」エンジニアも有用だと思います。あくまで自身の特性から考えると、私が一番信頼と実績を獲得しやすいのがフルサイクルエンジニアだった、というだけです。
そして生成AI時代、全部をやるフルサイクルエンジニアにとってこれほど強い武器はありません。 今後も取れる選択肢を増やし、少しでも多く「全部やる」を実践してバリューを出していきたいです。
プライベートにコミュニティを混ぜ、仕事とプライベートで相乗効果を出していく
新卒時代から、エンジニアとしてできる限りどこでも通用する力が欲しいと思っていました。
元々器用なタイプではないので、最初からワークライフバランスを優先するのではなく、若いうちから投資をし続けて「キャリア的な複利」を得たほうがよい。それが早くから得た結論でした。
しかし自分の特性上、楽しみながらでないと続きません。そこでモチベーションを維持するために飛び込んだのが、技術コミュニティ主催のイベントやカンファレンスでした。
やがて登壇、イベントスタッフ、企業ブースなども担当するようになり、2024年・2025年には「PHPカンファレンス」という来場者1000人規模の技術カンファレンスで実行委員長を務めることになりました。
営利組織ではないので上下関係はありませんが、スタッフ合計100人規模の組織で自分が「ラストマン(最終責任者)」になる経験は、得ようと思ってもなかなか得られるものではありません。
この経験はラストマンシップとして、プロダクト開発をリードしていく上で必要なマインドの醸成に大きく役立っています。
出社した時に「越境」への伏線を張り続ける
突然ですが、私の強みは「キャラクター」と「(世間一般と比べた)素直さ」の2つです。他の長所はこの2つの副産物でしかないと考えています。
キャラクターを押し出したコミュニケーションをする自分は、チーム内外問わず、カジュアルな情報収集や意思決定が得意です。 自分の強みをより活かすには、文字情報以外の要素も使える対面コミュニケーションが最適だと考えました。 そう考えると、出社した時に積極的にコミュニケーションを取るほうが効率が良いのです。
とはいえ、単に作業に集中したい日もあり、そういう日はリモートのほうが捗ります。 リモートもする、出社もする。このハイブリッドなスタイルが、自分が一番やりやすい方法だと感じています。
日々の学習は長期目線で稼げる副業であると捉える
日々の学習で得た知識や知恵は、エンジニアリングの基礎力につながり、自信を持って行動する助けになりました。そして自信を持って行動して得た学びが、また日々の学習につながります。
技術イベントやカンファレンスで学んだことを業務に活かし、逆に業務で得た知識を登壇という形でアウトプットする。 体系的に学ぶために資格勉強をし、その知識を業務に投入し、実務でしかわからない学びを得てさらに理解を深める。
そうしていくうちに、学習したことが成果に繋がり、給料が上がることも多々ありました。なんなら登壇をきっかけに、執筆の副業をしたこともあります。
こういった好循環から、私は「日々の学習は長期目線で稼げる副業である」という価値観を持っています。 ただ、前提として「本業に活かす」ことがあるので、厳密に言うと副業ではなく、日々の学習コストを本業で回収していると言えるのかもしれません。
最後に
今回の話は個人レベルのことばかりでしたが、言いたいことは、「構造を理解すれば、戦略的に活かすことも可能である」ということです。
もっと上手く構造を活かして、力をつけていきたいですね。まだまだ頑張ります。